新型テルチェアの試作をしています。
椅子を真上から見た時に昔の電話の様な形なので、テルチェアと言いますが、
その特徴である背もたれの形は残しつつ、その他のデザインを変えようと考えています。

これまで、椅子のバリエーションとして大きく3つのラインを作りたいと、
テルチェア、次にボウチェア、ペケチェアと作ってきました。
テルチェアは背もたれを削りだしているところが特徴で、
その他の椅子よりも手仕事感のあるデザインとなっています。
今回、その手仕事感をより強めたデザインに変更します。
これまで同様「機能から生まれる形」を大切にシンプルなデザインを心がけつつ、
よりエレガントにしたいと考えています。

第一弾の原寸模型は完成しました。私が自由に描いた線を元に、職人が原寸模型を製作しました。
それを元に二人で細部の納まりや、各部材のサイズやラインを話し合い、調整した物がこの写真の物です。
思った様な形になってきました。ここから更に実物に近い模型を製作し、
一番大事な座り心地を中心に調整していきます。
次の模型の完成が楽しみです。